2023.03.17

会社員として働きながら、薬膳の最高峰の資格とよばれる「国際中医薬膳師(こくさいいちゅういやくぜんし)」を取得した桂花(けいか)さん。薬膳の魅力と、知識がない人でも取り入れやすい方法を紹介します。

自身の体調不良のために勉強!薬膳の奥深さに触れる

IT企業のマーケティング職として多忙な日々を送る桂花(けいか)さん。薬膳の最高峰の資格とよばれる「国際中医薬膳師(こくさいちゅういやくぜんし)」を取得し、自身の薬膳教室の開催を目指すほどに夢中になっています。


薬膳にハマったきっかけを、桂花さんは次のように話します。


「私自身の体調不良がきっかけです。仕事や家族の病気などで無理がたたってしまい、身体を壊してしまいました。不調を改善するために、まずは生活習慣や食生活の見直しをしました。


薬膳は身体の声を聞いて、体調が崩さないようにバランスを丁寧にしながら料理が学べるのが楽しかったです。」


桂花さんを虜にした薬膳の魅力とは?

桂花さんが薬膳に目覚めたのは、9年前。以来「ライフワークにしたい」と考えるほど虜になった薬膳の魅力を教えてもらいました。


1番の魅力は、体調不良に気がつくようになったこと。病院に行ったときも自分の不調の症状をうまく伝えることができるようになったと思います


季節の薬膳料理を学ぶことで、気候による体調の変化が分かるようになり、毎年早めに対策することで症状が軽減されまし


さらに、流通している食材でも体質や時期によって食べない方がいいものがあります。寒い時期には生のトマトはお休みするなど、食べ物による体感温度にも気を遣うようになりました。」


季節の悩みだけでなく、年齢による体調の変化にも対応できるようになったといいます。


「中医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢で身体が変化するとされています。


30代後半から40代半ばまでは女性にとって、プレ更年期や体力の低下など大きな身体の変化が起こります。これに対応するためには、薬膳の知識があると事前の対策や、心の準備ができますね。


意外とハードルは低い!初心者でもできる薬膳の取り入れ方

「薬膳」と聞くと、特別な食材や漢方を掛け合わせた専門的な料理だと想像する人も多いので多いのではないでしょうか。


「そもそも薬膳とは、中医学を基にした食養生のこと。体調に合わせた食材を取り入れることで、不調を改善することを目的としています。身近な食材でも症状に合わせた食事にすれば、立派な「薬膳」なのです。」


初心者であれば、まずは「旬の食材」を取り入れることを意識しましょう。旬のものを食べることで、その季節に合った効能を得ることができます


例えば、春。気温が急に上がるので、のぼせたり、だるくなったりして、イライラしやすい季節です。春の食材には、熱を冷ます、デトックスをして巡りをよくするなどの効果があります。


次から、各季節のおすすめ食材を紹介します。


春:セロリ、トマトなど

長夏(梅雨):ハト麦、トウモロコシのひげなど

夏:苦瓜、冬瓜など

秋:白木耳、梨など

冬:黒豆、山芋など


季節に合った効能が得られるだけでなく、旬の食材は季節外れの食材と比べて栄養価が高いのが嬉しいですね。


「“薬膳は難しい”と考える人も多い、肩肘を張らなくても大丈夫。 身体や心の声に耳を傾けて、毎日の食事に薬膳食材をプラスすることから始めましょう。 」




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