桂花さんが薬膳に目覚めたのは、9年前。以来「ライフワークにしたい」と考えるほど虜になった薬膳の魅力を教えてもらいました。
「1番の魅力は、体調不良に気がつくようになったこと。病院に行ったときも自分の不調の症状をうまく伝えることができるようになったと思います。
季節の薬膳料理を学ぶことで、気候による体調の変化が分かるようになり、毎年早めに対策することで症状が軽減されました。
さらに、流通している食材でも体質や時期によって食べない方がいいものがあります。寒い時期には生のトマトはお休みするなど、食べ物による体感温度にも気を遣うようになりました。」
季節の悩みだけでなく、年齢による体調の変化にも対応できるようになったといいます。
「中医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢で身体が変化するとされています。
30代後半から40代半ばまでは女性にとって、プレ更年期や体力の低下など大きな身体の変化が起こります。これに対応するためには、薬膳の知識があると事前の対策や、心の準備ができますね。」